短歌

随縁随意

colorweaver

陽のしずく木々を伝って地に届き灰色溶かす冬の木漏れ日


雪国の軒先飾るつららたち陽に痩せながらぽたりぽたりと


颯爽と見知らぬ人に追い越されずいぶん足が遅くなったな


真夜中にふいにぱちりと目が開いて朝が夜を越えて来るのを待つ


あなたしか知らぬ鍵穴我にあり不意の解錠不意の開放


雪景色からすが一羽電線の雪を落として遊ぶ寒空


ひとひらの雪も積もれば交通の息の根止める爆弾となる


展示見る速さが違う二人してまたはぐれたね次の部屋でね


移動する日向を追って丸くなる猫の姿に時は流れる


尖りつつ夜空を占める若き芽がわたしの視線の外へ出るまで


水曜の祝日朝を寝て過ごし午後から元気それもまたよし

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千景万色堂について
Ayako Mani
万井綾子による個人レーベル。生活と思考の記録を、不定期で発信しています。
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