写真に残らなかった話 ─ 連作エッセイシリーズ

colorweaver
SNSに載せるには地味すぎて、
写真にも残さなかったけれど、
それでもたしかに心に残っている時間がある。
『写真に残らなかった話』は、そんな「見せなかったけど、あった」日々を、
静かに言葉にしていく連作エッセイです。
ごはんの湯気、返せなかったメッセージ、
諦めたはずの気持ちや、誰にも言わずに終わらせたこと。
カメラを向けなかったあの瞬間に、
本当の自分がいたような気がして。
誰かの記憶とすれ違ってくれたら、うれしいです。

湯気の向こうにいた、静かな自分の話。
写真には残らなかったけれど、ちゃんとあった朝の記憶。

着なかったコートのことを、ときどき思い出す。
それは、なりたかったけど選ばなかった私の一部。
このシリーズは不定期で更新中です。
気に入ったお話があれば、シェアやブックマークで教えてください。
あなたの中にも「写真に残らなかった時間」があるのなら、
それを思い出すきっかけになれたらうれしいです。