短歌
PR

表裏一体

colorweaver
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

泣き笑い怒れる我を飼い慣らせあばらの奥に棲む鬼一匹


鬼の面ほどいて豆を噛む我の鏡の奥にまだ鬼は棲む


豆食べて鬼を追う夜猫を見る尖った耳は小さい角だ


オレンジの灯を出てみれば違う道語り笑った池尻大橋


ぼくわるくないけど一応謝って最高えらいでもみんなしね


若草の芽のようにそっと撫でている猫の背と腹そして肉球


大屋根を見上げて笑う夏だった確かにそこにあった幻


大屋根にひとり帽子をおさえてた海風の吹く花火のあの日


羊羹を切るさくさくと刃が入り生まれ出てくる漆黒の艶


コンビニで買った羊かん縁切ればべたべたのまま夕暮れを行く

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
千景万色堂について
Ayako Mani
万井綾子による個人レーベル。生活と思考の記録を、不定期で発信しています。
記事URLをコピーしました