暗中模索
colorweaver
千景万色堂
泣き笑い怒れる我を飼い慣らせあばらの奥に棲む鬼一匹
鬼の面ほどいて豆を噛む我の鏡の奥にまだ鬼は棲む
豆食べて鬼を追う夜猫を見る尖った耳は小さい角だ
オレンジの灯を出てみれば違う道語り笑った池尻大橋
ぼくわるくないけど一応謝って最高えらいでもみんなしね
若草の芽のようにそっと撫でている猫の背と腹そして肉球
大屋根を見上げて笑う夏だった確かにそこにあった幻
大屋根にひとり帽子をおさえてた海風の吹く花火のあの日
羊羹を切るさくさくと刃が入り生まれ出てくる漆黒の艶
コンビニで買った羊かん縁切ればべたべたのまま夕暮れを行く